「児童指導員」という言葉をよく耳にするけれど、「児童指導員って何をする仕事なの?」「児童指導員の1日のスケジュールは?」とお思いの方も多いのではないでしょうか。
今回は、児童指導員の主な仕事内容と1日のスケジュールを大まかにご紹介します。
児童指導員とは?
児童指導員とは、障害を抱える子どもたちの「日常生活の支援」「社会ルールの習得」「学習や遊びなどの支援・指導」に当たる職員のことをいいます。
子どもたちが社会に出て自分の力で生活していくことができるような自立を目指して支援・指導にあたります。
対象の児童は、小学校1年生から高校3年生ですが、施設により通所している子どもの年齢はバラバラです。
また、障害の程度もバラつきがあり、普通級に通う軽度の子どもから特別支援学校に通う重度障害を抱えた子どもまでさまざまです。
障害の種類も、知的障害いや学習障害、身体障害とさまざまです。
教職員免許や保育士視覚、公認心理士などの国家資格保有者は児童指導員の任用資格を持つ。
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どこで働くか?
児童指導員が働く場所は、保護者のいない児童や虐待されている児童など、家庭環境上養護を必要とする子どもが入所する施設や児童放課後等デイサービスなどさまざまです。
家庭環境上養護を必要とする子どもが入所する施設
親に変わって、身の回りの生活の支援をおこなうことが中心です。
朝は、子どもたちを学校へ送り出し、日誌の記入や施設の清掃、管理等を行います。
子どもが帰ってくると、勉強のサポートをしたり生活の支援をおこなったりします。
児童放課後等デイサービス
学校が終わったあと(放課後)から保護者の帰宅する時間まで子どもたちを預かります。
車での送迎を希望する家庭が多く、学校まで迎えに行き自宅まで送るのが一般的です。
通所後は宿題や自由遊びをおこなうことが多いですが、曜日によって作品制作や料理体験などのプログラムを実施している施設も多いです。
1日のスケジュール
放課後等デイサービスで働く児童指導員の1日のスケジュールを見てみましょう。
10:30業務開始 その日の支援計画を立てる、送迎表の作成、月間プログラムの検討など 13:30送迎開始 子どもたちの下校時間に合わせ送迎開始 15:00通所 始まりの会、勉強、遊び、終わりのかい 17:30送迎開始 子どもたち一人ひとりの家庭へ送り届ける 18:30帰所 日誌の記入、引き継ぎ事項の共有など 19:30退勤
まとめ
- 児童指導員とは、障害を抱える子どもたちの「日常生活の支援」「社会ルールの習得」「学習や遊びなどの支援・指導」に当たる職員のこと
- 家庭環境上養護を必要とする子どもが入所する施設や児童放課後等デイサービスなどで働く
- 子どもの送迎に始まり、学習支援や遊びのサポートをおこなう
今回は、児童指導員の仕事内容と1日のスケジュールについてお伝えしてきました。
あなたの住む地域にも、子どもたちの通う施設があるはずです。
自分が持っている資格を活かして、子どもたちの支援をおこなってみませんか?
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