「一方的な意見を押し付けたくない」と思っていても、ついつい自分の意見ばかりを子どもに伝えてしまうことはありませんか?
子どもたちと関わるときに大事にしたい考え方を「ファシリテーション」という視点から解説します。
子どもたちの幸せを願えば願うほど、こちらの意見が強くなりがちです。
一歩立ち止まって、「子どもたちにとって本当に大切なことはなんだろうか」ということを考えてみませんか?
そもそも、ファシリテーションとは?
ファシリテーションとは、さまざまな活動を容易に進めたり、物事が上手く運ぶようにかじ取りをすることを言います。
もともとは、「集団での問題解決をはかる」ときに使われる言葉でしたが、現在はビジネスの世界で使われることが多くなってきました。
ビジネスの場におけるファシリテーションは「会議の議事進行」の役割に近いです。
会議の参加者が目的達成を果たすために、より良く意見を出し合い円滑に物事を決めるように促します。
ファシリテーションの際に最も重要なポイントとは?
ファシリテーションの際に最も重要なポイントは「子どもがどう思っているか」を大事にすることです。
大人の「こうなってほしい」「ああなってほしい」ではなく、「子どもたち自身がどう思っているか」を大事にします。
例えば子どもがなかなか勉強に取り組まないときあなたはどうしますか?
ついつい「勉強しなさい」と言ってしまいがちではないでしょうか?
そんなとき、「勉強しなくていいの?」と優しく声をかけてみてください。
きっと前向きな言葉が返ってくるはずです。
もし前向きなことが返ってこなかったとしても、「私はやったほうがいいと思うけど、あなたはどう思う?」と聞いてみてください。
きっと本心では「やらなきゃ」「やろう」と思っているはずです。
なぜファシリテーションが重要か?
ファシリテーションが重要な理由は、子どもたちが「自分で考えて行動するようになるから」です。
常に「自分はどう考えているか」を求められるので、自分の頭で考えて行動に移すことが習慣化していきます。
「大人が言わないとやらない(言ってもやらない)」から「大人が言わなくても自分から行動する」ように変化していきます。
目の前の行動がすぐに変わらなくても、時間をかけて子どもと関わるうちに少しずつ少しずつ自分で考えて行動ができるようになります。
まとめ
- ファシリテーションで最も重要なのは「子どもがどう思っているか」を大事にすること
- ファシリテーションが重要な理由は、子どもたちが「自分で考えて行動するようになるから」
- 「大人が言わなくても自分から行動する」ように変化していく
今回は、ファシリテーションの際に最も重要なポイントについて解説しました。
子どもたちが自ら考えて行動する自立した大人になれるよう、ファシリテーションの考え方を大切にしながら子どもたちと関わっていきましょう。
きっと前向きに変わっていくはずです!!
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